タンザニア大草原 チーター親子の試練 - ライオンDVD・本

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ライオンが大好きな管理人による動物園とサファリの写真日記。全国各地の個性豊かな動物たちを楽しくレポートしていきます。

タンザニア大草原 チーター親子の試練

小さい頃の私が大好きだった番組、『NHK 生きもの地球紀行』。
この番組は、私の動物好きの原点かもしれません。
こちらは、その NHK 生きもの地球紀行 のDVDシリーズの一つ。


■生きもの地球紀行 アフリカ編 Ⅰ [DVD]
  ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント   
  2000年7月

このDVDには、
 ①アフリカ カラハリ砂漠 フラミンゴ舞う太古の湖底
 ②タンザニア大草原 チーター親子の試練
の2話が収録されています。

②の 「タンザニア大草原 チーター親子の試練」 の内容をまとめてみました。


お話の舞台はアフリカのタンザニア連合共和国の 「セレンゲティ国立公園」 です。
この 「セレンゲティ国立公園」 の広さは14,000平方キロメートルもあり、
日本の四国くらいの広さがあります。
こでは約300万頭の動物たちが暮らしています。

Giraffe_2.jpg
海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。

左はアフリカ大陸全域の地図、右はタンザニア周辺の地図です。
アフリカ大陸地図_3 アフリカ大陸地図_4
白地図、世界地図、日本地図が無料 【白地図専門店】 さんの白地図を加工利用させていただきました。


乾いた大地


セレンゲティの雨期は11月~5月。
しかしこの年は11月に入っても雨の気配はなく、乾期の長引く異常気象なのでした。

今回のお話の主人公はチーターの親子。
9歳の母親1頭と、その子ども3頭の家族です。
子どもたちは3頭ともメスで生後6ヶ月くらい。
背丈の高い草が茂る地域で暮らしています。
この、背丈の高い草が茂る場所というのは、チーターが好んで子育てをする場所です。

チーターは草むらの中で生まれ、約1ヶ月半は母親の乳を飲んで育ちます。
乳離れをした後も1歳半くらいまでは母親と一緒に過ごし、
その後母親と別れ独り立ちをします。

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海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。


チーターの狩り


チーターは地上最速の動物として知られていますが、
それでも全速力で走れるのは約500m。
気づかれないようにできる限り獲物に近づいて距離を縮め、
狙いを定めてから一瞬の隙を突いて一気に襲いかかります。

草食獣のガゼルはチーターの格好の獲物です。
体の大きなライオンはヌーやシマウマなどの大きな獲物を狙うこともありますが、
体が小さなチーターには小柄なガゼルはちょうど狙いやすいのです。
群れの中で弱った個体や、一頭だけはぐれているものを狙います。

Gazella_1.jpg
海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。

チーターは走り始めて2秒後に時速70kmを越えます。
その後さらにスピードを上げ、時速は100kmを越えます。

たおした獲物はハイエナやジャッカルに気づかれて横取りされないように
すぐに藪の中に隠します。
そして周りの安全を確かめてから子どもたちを呼び、
家族みんなで急いで食べます。
早く食べないとハイエナやジャッカルはもちろん、
空からはハゲワシが来てしまいます。

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海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。

母親が狩りをするのは普通1日に一回。
狩りが成功すれば夕方まで日陰でのんびり昼寝をして過ごし、
夜は草むらに身を隠して寝ます。


母親の決断


11月の半ば。本来ならとっくに雨期に入っているはずなのですが
この年はまだまとまった雨も降らず、毎日強烈な暑さです。
雨の降らない大地の草は枯れ果て、
シマウマやガゼルなどの草食獣は草を求めて移動してしまい、
この辺りからは姿を消しました。

ついに母親は獲物を求めてこの場所から移動することを決意しました。
子どもを連れての移動はハイエナやライオンに狙われて危険なのですが、
この場所にいても獲物にありつけないと判断したようです。

Cheetah_1.jpg
海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。


体力を奪う辛い長旅


獲物を求めて移動を始めてから数日、家族はまだ移動を続けていました。
3頭の子どものうちの1頭が足を引きずっています。
右前足の毛が抜け、全身の毛並みも悪くなって痩せてしまっています。
この子は疥癬(かいせん)と呼ばれる皮膚病にかかっていました。
体力が低下して抵抗力が弱くなると、ダニの寄生がもとで発病します。

移動を続ける家族になんとかついていこうとするのですが、
少し歩いては座り込んでしまう病気の子ども。
しかし、遅れをとった子どものために母親が戻ることはありません。
付いてこられないものは脱落するしかありません。
病気の子は傷む右足を引きずりながらなんとか後を追い、ついて行きました。

チーター親子が木陰で休んでいるとそこへ、
大きなオスライオンが近づいてきました。

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海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。

最近の調査でオスライオンはチーターの最大の天敵であることがわかってきました。
理由はわからないのですが、多くのチーターの子どもがオスライオンに命を奪われているそうです。
オスライオンが家族に襲い掛かろうとしました。
病気の子どもは足を引きずっていて早く走れないのでとても危険な状況です。
なんとか母親がオスライオンをうまく撒いて、家族は逃げることができました。

移動を始めて10日がたちました。セレンゲティにはまだ雨が降りません。
まともな食事にもありつけておらず体力も相当弱ってしまい、
ついに他の子どもたちも皮膚病にかかってしまいました。


大地を潤す恵みの雨


チーター親子が移動を始めて12日後、セレンゲティに雨が降りました。
例年より1ヶ月も遅れてようやく雨期が訪れました。

水溜りのできにくい草原では、
お互いの毛をつたう雨のしずくを舐めあって喉の渇きを潤します。
雨は3日間、断続的に降り続けました。

最初の雨から4日後、地面から緑の葉がいっせいに生え始めると
ヌーやガゼルなどの草食獣がこの地に戻ってきました。

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海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。


独り立ちをひかえて


この近くにはもう一組のチーター親子がいました。
母親とメスの子ども1頭の家族です。
あと2ヶ月もしないうちに独り立ちをひかえた子どもは、
狩りの練習をしていました。

母親が1頭のガゼルを追いかけ始めると、
途中から子も加わって2頭で追い始めました。
子がガゼルに追いつくと母親はガゼルを追うのをやめ、
子どもだけでしとめさせようとしました。
子どもはガゼルには追いつくのですがとどめのさし方がわからないようで、
何度も逃げられては捕まえたりしててこずっています。
しかし母親は手を出さずにそれを見守っているだけ。
しばらくしてようやく子どもは自分の力でガゼルを捕まえることができました。
こうしてチーターの子どもは独り立ちの訓練をします。


大きな試練を乗り越えた子どもたち


話はもう一度最初のチーター親子に戻ります。

雨季になりこの地域にも草食獣たちが戻ってきたおかげで、
母親はようやく一日一回の狩りに成功するようになりました。
子どもたちも十分な栄養が取れるようになって、
皮膚病も回復傾向にあるようです。

Cheetah_4.jpg
海外のフリーフォトサイト FreeDigitalPhotos.net さんの写真を利用させていただいております。

3頭の子どもたちは大きな試練を乗り越え、
厳しい季節を無事に生き残ることができました。
あと一年、この立派なハンターである母親と過ごした後は
この子たちも独り立ちしていきます。


以上

この記事は、「生きもの地球紀行 アフリカ編 Ⅰ」をまとめたものです。

 ■生きもの地球紀行 アフリカ編 Ⅰ [DVD]
  ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント   
  2000年7月

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